ESGレポート(マンスリー)– Report –
「三菱UFJ SRIファンド」のマンスリーレポートに掲載されているESGレポートです。
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どのような未来に投資をするのか
ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が公表した2024年の世界の軍事支出調査によると、2024年の世界の軍事費は前年から9.4%増加し、過去最高の2兆7180億ドル(約398兆円)に達しました。その中で、日本は、553億ドル(8兆3700億円)で前年比21%増と急増... -
採択から10年――持続可能な開発目標(SDGs)の現在とESG
毎年、SDGsが採択された9月25日を含む9月末の約1週間は、SDGs週間として位置付け、様々なイベントが開催されています。2015年に国連でSDG’sが採択されて10年――。今年6月、国連系の民間研究組織「国連持続可能な開発ソリューション・ネットワーク」(SDSN)... -
未来の自分への投資――ESG投資
8月5日から15日まで、スイスのジュネーブにおいて、プラスチック汚染に関する法的拘束力のある国際文書(条約)の策定に向けた政府間交渉委員会(INC)が開催されました。これは、2022年3月の第5回国連環境総会再開セッションにおいて、「プラスチック汚染... -
「服の墓場」、砂漠の中心でサステナブルファッションを叫ぶ
6月、デンマークを拠点とする非営利団体が主催する、ファッション業界に特化したサステナビリティ会議「グローバル・ファッション・サミット」が開催されました。2009年に始まり、ファッション業界の持続可能性を加速するための政策提言、報告書作成、国際... -
未来の人づくりを支える
ハーバード大学グロースラボが「経済複雑性指標」を公表しています。これは世界各国の「生産的知識」をランキングにしたもので、輸出構成の多様性や複雑性に基づいて算出されており、複雑で専門的な生産ノウハウを多様に持つ国が、洗練された多彩な製品の... -
企業もサッカーリーグもサステナビリティ評価
6月1日より、「改正労働安全衛生規則」が施行され、職場における熱中症対策が義務化されます。具体的には、熱中症の自覚症状がある人や熱中症のおそれがある人を見つけた場合の連絡体制を整備することや、重症化を防ぐ手順を定めることなどが求められ、対... -
「いのち輝く未来社会のデザイン」に投資する
いよいよ25年4月より、1970年以来55年ぶりに大阪での開催となる「大阪・関西万国博覧会」が開催されています。開幕前には、会場内で基準値以上のメタンガスが検出されるなど、安全性への課題が指摘されましたが、早急に対処され、現時点までは再発しており... -
理系におけるジェンダーギャップを埋める
今年1月、台湾で科学研究の世界大会「台湾国際科学フェア」が開催され、世界30の国や地域から高校生が参加しました。科学や数学、天文学など13の分野で研究成果が発表され、「生化学部門」で日本の女子高生3人が1位を獲得しました。彼女たちが開発したのは... -
導入から1年――新NISAの現在
2024年に新NISAが導入され、1年が経ちました。日本証券業協会による「証券投資に関する全国調査」では、2024年度のNISAの認知度は77.9%と8割に迫っています。2021年度の57.6%に比べても、20%以上増加しました。また、同調査によると、新NISA開始前後の行動... -
多様性推進が後退?
アメリカ企業の間で、多様性推進に関する施策を見直す動きが広がっています。テック大手のメタは、「法律や政策の状況が変化している」として、採用や社員教育、取引先の選定を含め、DEI(ダイバーシティ:多様性、エクイティ:公平性、インクルージョン:...
