ESGレポート(マンスリー)– Report –
「三菱UFJ SRIファンド」のマンスリーレポートに掲載されているESGレポートです。
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人権問題とESG
2022年2月、「2022年北京オリンピック・パラリンピック競技大会」が開催されました。今大会には、外交使節団を派遣しない外交的ボイコットを表明する国が相次ぎ、日本も政府関係者の派遣を見送る方針を決めました。このような外交的ボイコットの背景には、... -
鳥の目 虫の目 子どもの目
以前ご紹介したグッドバンカー社のアナリストの子供の保育園では、SDGs教育の一環として2021年からコンポスト(生ごみなどの有機物を微生物の働きを使って発酵・分解させ、堆肥を作ること)の取り組みを続けています。お昼ご飯を食べた後、当番の子供が、... -
ESGとアニマルウェルフェア(動物福祉)
2021年11月18日、フランス上院が動物愛護に関する法改正案を賛成多数で可決しました。2024年から犬や猫のペットショップでの販売を禁止し、保護団体や個人からの譲渡、ブリーダーからの直接購入のみとなります。2人に1人がペットを飼うフランスでは、年間1... -
中央銀行の役割とESG調査・評価
現在、各国中央銀行・金融当局による気候変動問題への取り組みが進められています。気候変動がもたらす物理リスク(災害の増加等)や移行リスク(規制強化や技術革新等)が、物価の安定や金融システムの安定を脅かすとの考えも広がっています。主要国の中... -
女子大生から見た企業のESG
弊社では、毎年、ある女子大学のカリキュラムの一環として行う学生のインターンを受け入れています。実際に企業のESGへの取り組みを調べてもらうことで、ESGの重要性や意義を学んでもらっていますが、インターンの学生にとっては、将来の就職活動を見据え... -
ベトナムのCOVID-19対応――世界初のSARS制圧国として
世界を席巻したCOVID-19(新型コロナウイルス)の感染拡大。日本では、行動制限の緩和案が検討されています。 一方、東南アジアでは、依然、毎日の感染者数が高止まり状態にあり、厳しい規制が講じられています。今回は、弊社アナリストがベトナムの通信員... -
日本の電力システム改革に見る、環境と経済の未来
欧米に15~20年遅れて、2020年4月、日本でも電力業界の「発送電分離」が実施されました。発電・小売事業から、社会インフラとしての送配電事業を切り離して、前者の自由化・市場化を進めています。これまでの電力供給は、地域独占の電力会社が、発電から小... -
今、子ども達が学ぶSDGs
「負ふた子に教えられ」とか「後生おそるべし」などという言葉があるように、子どもや若者は社会にとって新しい視点や発想をもたらしてくれるものです。SDGs(持続可能な開発目標)は、2015年9月の国連サミットで採択された、国連加盟193か国が2016年から2... -
脱炭素に向けて、今、日本の大学生にできること
ESG投資の背景にあるSRI(社会的責任投資)が、もともと宗教的信念による投資であったものが、広範な市民運動に発展したことには、大学の基金や大学教職員年金が大きな役割を果たしました。1960年代にベトナム戦争に反対して、軍需産業への投資を忌避する... -
テレワーク時代の瞑想
2020年、日本は東京オリンピック・パラリンピックの開催により、ICTサービスの拡充や交通混雑緩和のためのテレワークが進むと見られていました。しかし、これらを推し進めたのは、五輪大会ではなく新型コロナウイルスの感染拡大によってでした。人との接触...