投資環境と金融市場の見通し– Forecast –
国内外の投資環境と金融市場をマンスリーで定点観測しているレポートです。
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投資環境と金融市場の見通し(130)
【Ⅰ.要約・ポイント】 景気動向 米国景気は減速の兆しが見られるが、全般的には依然として堅調。物価上昇圧力も粘着的で下げ渋り。先行き判断には微妙な局面にあり、落ち着きどころは見通せず。 日本の景気は、実質賃金のマイナス継続、円安による物価上... -
投資環境と金融市場の見通し(129)
【Ⅰ.要約・ポイント】 金融政策 パウエル議長は5月1日のFOMC後の会見で「利上げ再開の可能性」を否定し、「次の政策行動は利下げ」と付言し市場に安心感を与えることに腐心した。その後に発表された4月の雇用統計、消費者物価上昇率、小売売上の結... -
投資環境と金融市場の見通し(128)
【Ⅰ.要約・ポイント】 金融政策 FRBは2022年3月(ゼロ%)から23年7月(5.5%)までに政策金利を+5.5%引き上げ、9ヵ月間維持してきた。物価上昇率は鈍化したものの、目標(2%)水準までには低下せず、高止まりから反騰の兆しが窺え... -
投資環境と金融市場の見通し(127)
【Ⅰ.要約・ポイント】 金融政策 スイス国立銀行が3月21日、先進国の露払い役として利下げを決定した。FRB、ECBとも「6月の政策決定会合での利下げ」が市場コンセンサス。ECBの理事会は6月6日、FRBのFOMCは11・12日。英国BOE... -
投資環境と金融市場の見通し(126)
【Ⅰ.東京株式市場】 概況 日本株(日経平均株価)は2月22日、1989年末の史上最高値(38915円)を34年ぶりに更新した。年初来の上昇幅は5634円(+16.8%)で、1日立会日当たり@166円上昇している。TOPIXの上昇率は+12... -
投資環境と金融市場の見通し(125)
【Ⅰ.東京株式市場】 概況 日本株(日経平均株価)は23年6月高値(33772円)、8月(33488円)、9月(33634円)、11月(33853円)のボックス圏での上値抵抗水準を、1月10日に抜けて34000円台に突入したことで新たな上昇... -
投資環境と金融市場の見通し(124)
【Ⅰ.2023年の総括・回顧】 景気 世界景気は、中央銀行によるインフレ抑制の為の政策金利の引き上げと、アフターコロナ需要の一巡により、今年後半に景気後退局面(特に米国)に入るとの予想が多かったが、意外に堅調に推移した。 足元ではユーロ圏が... -
投資環境と金融市場の見通し(123)
【Ⅰ.要約】 景気・物価・金融政策 物価上昇モーメンタムが鈍化し、中央銀行による金融引き締めは様子見段階に。 物価上昇はピークアウトしたが水準自体はまだ高い。FRB、ECBの当面の金融政策の基本的なスタンスは“中立”“是々非々” 10月開催のFR... -
投資環境と金融市場の見通し(122)
【Ⅰ.要約】 景気・物価・金融政策 世界景気には下押し圧力が強まる。 中国(不動産危機)・欧州(地政学リスク)のモーメンタム鈍化 ロシア vs ウクライナ戦争、中東紛争による資源価格高騰リスク 高インフレ抑制の為の政策金利高止まりの影響(住宅投資... -
投資環境と金融市場の見通し(121)
【Ⅰ.要約】 景気・物価・金融政策 原油・ガソリン価格の上昇に加えて賃金上昇圧力により、足元のインフレは強含みに。物価の上振れリスクが意識され、中央銀行による金融引き締めの延長・再開の動きが見られる。FRB、カナダ中銀、スェーデン中銀、ノル...