投資環境と金融市場の見通し– Forecast –
国内外の投資環境と金融市場をマンスリーで定点観測しているレポートです。
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投資環境と金融市場の見通し(120)
【Ⅰ.要約】 景気・物価・金融政策 米国の景気見通しは、「リセッション(景気後退)」から「ソフトランディング」への期待にシフトして、短期的に目まぐるしく振れている。足元では金利上昇と消費減退による悲観的観測が強まっている。 中国の景気と不動... -
投資環境と金融市場の見通し(119)
【Ⅰ.要約】 景気・インフレ・金融政策 資源高からの卸売物価インフレはピークアウト、モーメンタムは減速中。需要回復と人手不足(供給制約)からサービス価格、人件費の上昇圧力が続いており、消費者物価上昇率は中央銀行の目標を上回り高止まりしている... -
投資環境と金融市場の見通し(118)
【Ⅰ.要約】 景気・インフレ・金融政策 資源価格上昇(=川上)によるインフレはピークアウト、モーメンタムは減速中。一方、需要の回復と人手不足(供給制約)からサービス価格、人件費の上昇(=川下)が加速しており、前年比水準は中央銀行の目標を上回... -
投資環境と金融市場の見通し(117)
【Ⅰ.要約】 2020年以降3年半の変遷の大勢観 2020年2月からの新型コロナウイルスの感染拡大で、供給制約による「供給インフレ」となり、行動制約から「需要が鈍化」した。 2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻を契機に、エネルギー供... -
投資環境と金融市場の見通し(116)
【Ⅰ.要約】 景気・インフレ・金融政策 物価上昇はピークアウトしモーメンタムは減速しているが、水準は中央銀行の目標を上回って高止まりしている。今後の注目点は「今年の後半に景気鈍化が進むのか」「金融不安(銀行の融資厳格化)が景気を押し下げるの... -
投資環境と金融市場の見通し(115)
【Ⅰ.要約】 景気・インフレ・金融政策 昨年来の物価上昇、金融政策の引き締め転換から1年が経過した。状況の変化から、次の新たな局面へ移行するターニングポイントを迎えていると思われる。 「政策金利引き上げ」効果が景気・物価にどの程度の影響をも... -
投資環境と金融市場の見通し(114)
【Ⅰ.要約】 景気・物価・政策金利 FRB、日本銀行における金融政策は重要なターニングポイントを迎えている。FRBによる利上げ対応の見通しは、市場の期待と実態経済の乖離が明らかに。日銀は、10年間続けた「異次元金融緩和」を、植田新体制が何時... -
投資環境と金融市場の見通し(113)
【Ⅰ.要約】 景気・物価・政策金利 インフレ高騰、中・長期金利は、2022年にピークを付けたとの見方が強まる。 米FRBは政策金利を今年前半に5%台まで引き上げた後、一旦様子見・小休止。ユーロ圏ECBはFRB以上に強硬姿勢、モーメンタム鈍化... -
投資環境と金融市場の見通し(112)
【Ⅰ.2023年の見通し】 大勢観 川上発(資源、穀物)の供給インフレはピークアウトしたが、川下発(米国の賃金、サービス価格)の需要サイドからのインフレ圧力が次の警戒要因 米欧の中央銀行による政策金利の引き上げは当面継続 短期・長期の市場金利... -
投資環境と金融市場の見通し(111)
【Ⅰ.現状認識・見通し】 マクロ経済、金融政策 今年夏場に商品市況が高値を付けるとインフレのピークアウト観測が、米国の消費者物価(11月発表)が予想を下回る結果を示すとFRBによる金融引き締めの減速観測が、など先走りの楽観ムードが時間差とと...