投資環境と金融市場の見通し– Forecast –
国内外の投資環境と金融市場をマンスリーで定点観測しているレポートです。
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投資環境と金融市場の見通し(127)
【Ⅰ.要約・ポイント】 金融政策 スイス国立銀行が3月21日、先進国の露払い役として利下げを決定した。FRB、ECBとも「6月の政策決定会合での利下げ」が市場コンセンサス。ECBの理事会は6月6日、FRBのFOMCは11・12日。英国BOE... -
投資環境と金融市場の見通し(126)
【Ⅰ.東京株式市場】 概況 日本株(日経平均株価)は2月22日、1989年末の史上最高値(38915円)を34年ぶりに更新した。年初来の上昇幅は5634円(+16.8%)で、1日立会日当たり@166円上昇している。TOPIXの上昇率は+12... -
投資環境と金融市場の見通し(125)
【Ⅰ.東京株式市場】 概況 日本株(日経平均株価)は23年6月高値(33772円)、8月(33488円)、9月(33634円)、11月(33853円)のボックス圏での上値抵抗水準を、1月10日に抜けて34000円台に突入したことで新たな上昇... -
投資環境と金融市場の見通し(124)
【Ⅰ.2023年の総括・回顧】 景気 世界景気は、中央銀行によるインフレ抑制の為の政策金利の引き上げと、アフターコロナ需要の一巡により、今年後半に景気後退局面(特に米国)に入るとの予想が多かったが、意外に堅調に推移した。 足元ではユーロ圏が... -
投資環境と金融市場の見通し(123)
【Ⅰ.要約】 景気・物価・金融政策 物価上昇モーメンタムが鈍化し、中央銀行による金融引き締めは様子見段階に。 物価上昇はピークアウトしたが水準自体はまだ高い。FRB、ECBの当面の金融政策の基本的なスタンスは“中立”“是々非々” 10月開催のFR... -
投資環境と金融市場の見通し(122)
【Ⅰ.要約】 景気・物価・金融政策 世界景気には下押し圧力が強まる。 中国(不動産危機)・欧州(地政学リスク)のモーメンタム鈍化 ロシア vs ウクライナ戦争、中東紛争による資源価格高騰リスク 高インフレ抑制の為の政策金利高止まりの影響(住宅投資... -
投資環境と金融市場の見通し(121)
【Ⅰ.要約】 景気・物価・金融政策 原油・ガソリン価格の上昇に加えて賃金上昇圧力により、足元のインフレは強含みに。物価の上振れリスクが意識され、中央銀行による金融引き締めの延長・再開の動きが見られる。FRB、カナダ中銀、スェーデン中銀、ノル... -
投資環境と金融市場の見通し(120)
【Ⅰ.要約】 景気・物価・金融政策 米国の景気見通しは、「リセッション(景気後退)」から「ソフトランディング」への期待にシフトして、短期的に目まぐるしく振れている。足元では金利上昇と消費減退による悲観的観測が強まっている。 中国の景気と不動... -
投資環境と金融市場の見通し(119)
【Ⅰ.要約】 景気・インフレ・金融政策 資源高からの卸売物価インフレはピークアウト、モーメンタムは減速中。需要回復と人手不足(供給制約)からサービス価格、人件費の上昇圧力が続いており、消費者物価上昇率は中央銀行の目標を上回り高止まりしている... -
投資環境と金融市場の見通し(118)
【Ⅰ.要約】 景気・インフレ・金融政策 資源価格上昇(=川上)によるインフレはピークアウト、モーメンタムは減速中。一方、需要の回復と人手不足(供給制約)からサービス価格、人件費の上昇(=川下)が加速しており、前年比水準は中央銀行の目標を上回...