ESGレポート(マンスリー)– Report –
「三菱UFJ SRIファンド」のマンスリーレポートに掲載されているESGレポートです。
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コロナ後のライブイベント業界の命運は?―スペインのウェブセミナーに参加して―
7月中旬にスペインのIDOM社が、欧州スタジアム&安全管理協会と共同で、スタジアムやアリーナといったイベント施設がコロナ後の世界でどう変わっていくべきかというテーマのウェブセミナーを開催しました。 サッカーや野球などのプロスポーツ、そして音楽... -
「21世紀の資本家」を探して―その2―
「21世紀の資本」があるならば、当然「21世紀の資本家」がいるわけですが、それは、どのような人たちなのでしょうか。アメリカの経営学者、ピーター・ドラッカーは1970年代に、「企業年金や年金基金を通じて、株式を保有することで、生産手段を保有する、... -
新型コロナ感染症(COVID-19)危機と保険会社のIR
5月26日に非常事態宣言が日本全国で解除されたとはいえ、新型コロナ感染症(COVID-19)危機により、企業業績への影響が危惧されます。IRについても、企業には、これまでとは異なる姿勢や対応が求められているのではないでしょうか。乱高下した株式市場は少... -
新型コロナ感染症(COVID-19)危機と企業のCSR
今回の新型コロナ感染症(COVID-19)危機について、2月の非常事態宣言後、ドイツのメルケル政権の迅速な対応、適切な政策遂行とその結果が、注目されていますが、ドイツの民間企業の対応にも、感心させられました。当社の関係するNASPAという金融機関から... -
「21世紀の資本家」を探して―その1―
このところ評判になっている「21世紀の資本」という映画を、鑑賞してきました。これは2013年にフランスで出版され、2014年春には38カ国で刊行され、300万部という世界的なベストセラーになった、経済学者トマ・ピケティの原作を、ピケティ氏自身が監修・出... -
「宗教的な市場」?
金融市場について、「効率的な市場」「サステナブルな市場」「グリーンな市場」など、さまざまな言われ方をしますが、ここに来ていよいよ、「宗教的な市場」が出現するのでは?と思わせる動きが出てきました。 さる1月22日にカトリックの総本山であるバチ... -
クライアントは地球?
最近、法律家、会計士など自分の専門性でサステナビリティに貢献するという世界的な潮流があります。 例えば、「ClientEarth(クライアントアース)」は、環境問題を専門に扱う法律事務所です。「法律的なアクションで、グリーンな未来を」「法律は強力な... -
国家の社会的責任が評価される時
国債が2010年のユーロ危機を機に、かつてのような安全資産でなくなり、信用度を測る需要が高まっていることから、国の社会的な責任を評価しようという動きが広がっています。 そうした流れの一つとして、世界銀行は2019年10月、CO2排出量や人口の増減、男... -
スポーツとサステナビリティ
11月2日、日本で開催されたラグビーワールドカップが閉幕しました。今大会では、日本チームが初の決勝リーグ進出を果たし、大変な盛り上がりを見せました。また、多様なバックグラウンドを持つ日本選手が“ONE TEAM”として団結し、あのような快挙を成し遂げ... -
「地球の流れ」と「金融の流れ」
近年、地球温暖化など気候変動の問題に、地球全体の「流れ」が関与しているという仮説が、アメリカの気候変動研究機関Woods Hole Research Centerより提唱されています(1)。豪雨や熱波、豪雪等、世界で発生する異常気象は様々で、中には温暖化とは逆の寒...