ESGレポート(マンスリー)– Report –
「三菱UFJ SRIファンド」のマンスリーレポートに掲載されているESGレポートです。
-
日本の育児休業制度は世界一。しかし……
2021年6月、育児・介護休業法が改正され、2022年4月より段階的に施行されています。来月10月には、出生時育児休業、いわゆる「産後パパ育休」が新設され、育児休業の分割取得が可能となります。そして、来年2023年4月からは、育児休業の取得状況の公表が義... -
一人一人のタクソノミー(定義・分類)を
今年2022年の8月15日に、日本は77回目の終戦の日を迎えました。人々は今月、6日、広島の原爆の日、9日、長崎の原爆の日、そして15日の終戦記念日と、平和を祈り、黙祷を捧げたことでしょう。 7月31日から8月1日にかけて、岸田総理はアメリカを訪問し、日本... -
ESG投資は自分を知ること
金融庁は、7月12日に「ESG評価・データ提供機関に係る行動規範(案)」を公表し、パブリックコメントを公募しています。これは、ESG評価・データ提供機関に期待される役割が増す中、その評価の透明性や公平性等について行動規範を定めるべく、行われている... -
多様性と企業価値
6月は上場企業の株主総会の季節。国内の機関投資家が、女性取締役がいない投資先企業に対し、取締役選任案などの総会議案に反対することを議決権行使基準に盛り込む動きが広がっています。 世界では、女性役員比率が高い企業の方が、ROE(株主資本利益率)... -
石油消費削減のための 10 項目計画
ロシアのウクライナ侵攻により、需要・供給において、また価格変動において、予想外の変動に見舞われています。その対応策として、供給を増やすことと、需要を減らすことがありますが、私たちが取り組めるのは後者です。IEA は、夏場の石油需要ピークに入... -
保育園に学ぶSDGs
先日、グッドバンカー社のアナリストの子供の保育園で、園児たちが1年間行ってきたSDGsへの取り組みについての発表会が開かれました。 その取り組みを主導した幼児リーダーの先生は、自身の母親が保育士としてずっと働き続けている姿や豊富な海外経験から... -
ウクライナ侵攻とESG投資
2月24日のロシアによるウクライナ侵攻以来、ロシアからの欧米企業の撤退が相次いでいます。アメリカのエール大学の調査では、既に300社を超える企業がロシアにおける事業を撤退、または縮小していると報告されています。そこには、多くの名だたるグローバ... -
人権問題とESG
2022年2月、「2022年北京オリンピック・パラリンピック競技大会」が開催されました。今大会には、外交使節団を派遣しない外交的ボイコットを表明する国が相次ぎ、日本も政府関係者の派遣を見送る方針を決めました。このような外交的ボイコットの背景には、... -
鳥の目 虫の目 子どもの目
以前ご紹介したグッドバンカー社のアナリストの子供の保育園では、SDGs教育の一環として2021年からコンポスト(生ごみなどの有機物を微生物の働きを使って発酵・分解させ、堆肥を作ること)の取り組みを続けています。お昼ご飯を食べた後、当番の子供が、... -
ESGとアニマルウェルフェア(動物福祉)
2021年11月18日、フランス上院が動物愛護に関する法改正案を賛成多数で可決しました。2024年から犬や猫のペットショップでの販売を禁止し、保護団体や個人からの譲渡、ブリーダーからの直接購入のみとなります。2人に1人がペットを飼うフランスでは、年間1...