レポート– Report –
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ターニングポイントを超えた投資環境と金融市場
足元の投資環境と金融市場における基本的な認識としては、以下のとおりである。 < 政治、外交 > (1)ロシアがウクライナに侵攻(2月24日)したことにより「新冷戦(核兵器不使用による欧米諸国 vs.露中連帯の対立)時代」が幕開けした。 (2)米... -
人権問題とESG
2022年2月、「2022年北京オリンピック・パラリンピック競技大会」が開催されました。今大会には、外交使節団を派遣しない外交的ボイコットを表明する国が相次ぎ、日本も政府関係者の派遣を見送る方針を決めました。このような外交的ボイコットの背景には、... -
投資環境と金融市場の見通し(102)
【Ⅰ.現状認識・結論】 政治、外交 ロシアがウクライナに侵攻(2月24日)したことにより「新冷戦(核兵器不使用による対立)時代」が幕開けした。ロシアの事前での周到なシミュレーションと準備により想定されたシナリオが、想定外のタイミングとスピー... -
鳥の目 虫の目 子どもの目
以前ご紹介したグッドバンカー社のアナリストの子供の保育園では、SDGs教育の一環として2021年からコンポスト(生ごみなどの有機物を微生物の働きを使って発酵・分解させ、堆肥を作ること)の取り組みを続けています。お昼ご飯を食べた後、当番の子供が、... -
投資環境と金融市場の見通し(101)
【Ⅰ.2022年の投資環境・金融市場の見通し(2021年12月分再掲)】 基本認識 過去8~10年間(リーマンショック~新型コロナ禍)続いた『低インフレ、低金利、金余り、IT&DX高成長、公的&中央銀行債務拡大』という投資環境要因による「債券高、株価... -
ESGとアニマルウェルフェア(動物福祉)
2021年11月18日、フランス上院が動物愛護に関する法改正案を賛成多数で可決しました。2024年から犬や猫のペットショップでの販売を禁止し、保護団体や個人からの譲渡、ブリーダーからの直接購入のみとなります。2人に1人がペットを飼うフランスでは、年間1... -
2022年の投資環境と「グリーン投資」コストの企業収益への影響
2022年の投資環境における基本的な認識として、2010年代の10年間(リーマンショック後から新型コロナ禍)で続いた 『低インフレ、低金利、金余り、IT&DX高成長、公的&中央銀行債務拡大』 という構造要因による「債券高、株価高騰、ドル... -
中央銀行の役割とESG調査・評価
現在、各国中央銀行・金融当局による気候変動問題への取り組みが進められています。気候変動がもたらす物理リスク(災害の増加等)や移行リスク(規制強化や技術革新等)が、物価の安定や金融システムの安定を脅かすとの考えも広がっています。主要国の中... -
女子大生から見た企業のESG
弊社では、毎年、ある女子大学のカリキュラムの一環として行う学生のインターンを受け入れています。実際に企業のESGへの取り組みを調べてもらうことで、ESGの重要性や意義を学んでもらっていますが、インターンの学生にとっては、将来の就職活動を見据え... -
ベトナムのCOVID-19対応――世界初のSARS制圧国として
世界を席巻したCOVID-19(新型コロナウイルス)の感染拡大。日本では、行動制限の緩和案が検討されています。 一方、東南アジアでは、依然、毎日の感染者数が高止まり状態にあり、厳しい規制が講じられています。今回は、弊社アナリストがベトナムの通信員...