レポート– Report –
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中長期的な企業の成長性を判断する
改正金融商品取引法が施行され、2024年4月から第1四半期と第3四半期の四半期報告書が廃止されます。今後は決算短信に一本化されますが、セグメントごとの収益やキャッシュフローに関する情報開示を義務化することで、開示が後退しないよう配慮しています。... -
投資環境と金融市場の見通し(127)
【Ⅰ.要約・ポイント】 金融政策 スイス国立銀行が3月21日、先進国の露払い役として利下げを決定した。FRB、ECBとも「6月の政策決定会合での利下げ」が市場コンセンサス。ECBの理事会は6月6日、FRBのFOMCは11・12日。英国BOE... -
ESGと新NISA
2月13日は「213」で「NISAの日」でした。弊社のオフィスがある東京証券会館のホールでも、「NISAの日」にちなんだイベントが開催され、お笑い芸人たちが登壇するということで、若い女性であふれかえりました。 今年1月より始まった新しい少額投資非課税制... -
投資環境と金融市場の見通し(126)
【Ⅰ.東京株式市場】 概況 日本株(日経平均株価)は2月22日、1989年末の史上最高値(38915円)を34年ぶりに更新した。年初来の上昇幅は5634円(+16.8%)で、1日立会日当たり@166円上昇している。TOPIXの上昇率は+12... -
ESG投資から見た企業の災害支援活動
2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震の被災者の方々へ、心よりお見舞い申し上げます。 今年は、年明けから大きな天災・人災が相次ぎました。政府をはじめ、多くの企業、民間団体、個人が支援を行っていますが、企業はそれぞれの業態に沿った支援が... -
投資環境と金融市場の見通し(125)
【Ⅰ.東京株式市場】 概況 日本株(日経平均株価)は23年6月高値(33772円)、8月(33488円)、9月(33634円)、11月(33853円)のボックス圏での上値抵抗水準を、1月10日に抜けて34000円台に突入したことで新たな上昇... -
TCFDの次はCSRD!?
2023年1月、「企業サステナビリティ報告指令(CSRD:Corporate Sustainability Reporting Directive)」が発効しました。これは、2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロという目標を掲げる欧州グリーンディール政策において、実効性のある開示ルールが求め... -
投資環境と金融市場の見通し(124)
【Ⅰ.2023年の総括・回顧】 景気 世界景気は、中央銀行によるインフレ抑制の為の政策金利の引き上げと、アフターコロナ需要の一巡により、今年後半に景気後退局面(特に米国)に入るとの予想が多かったが、意外に堅調に推移した。 足元ではユーロ圏が... -
企業の先見性に投資する
2023年11月、プラスチックごみによる汚染の根絶をめざす国際プラスチック条約の制定に向けて、国際プラスチック条約企業連合が日本でも国内10社で発足しました。 国際プラスチック条約企業連合は、2022年9月にサーキュラーエコノミーを推進するエレン・マ... -
投資環境と金融市場の見通し(123)
【Ⅰ.要約】 景気・物価・金融政策 物価上昇モーメンタムが鈍化し、中央銀行による金融引き締めは様子見段階に。 物価上昇はピークアウトしたが水準自体はまだ高い。FRB、ECBの当面の金融政策の基本的なスタンスは“中立”“是々非々” 10月開催のFR...