株式会社グッドバンカー
ワールドエコレポート

ペニー、ポンドを救うか? イギリスのSRIフォーラム10周年を祝う (2)

October 2001

前回の、ワールドエコレポートで、ご紹介した、イギリス社会的責任投資フォーラムの、ペニーさんに言わせると、イギリスにおけるSRIは、もはや賢明で善意にあふれた個人の、財務的選択というものを越えて、すでに政治的ムーブメントになっているとのことです。労働党だろうと、保守党だろうと、市場メカニズムの経済である限り、SRIは有効であり、特に今は、新労働党のもとで、最高の政治的環境にあります。

ペニーさんにとっての企業評価のポイントは、

  • 株主、従業員、顧客と、どのような関係をもっているか。
  • 社会が会社に期待するものが違ってきていることを理解し、これに応えているか。
  • 企業のパフォーマンスは、かつては有形のもの、工場や製品からくるものだったが、今では無形のもの、ブランド力や知識また労働力の質をどう管理しているかであり、そのことで、経営陣の質をみる、そしてこれらは、結局、企業のリスクマネジメントにつながる。

ということだそうです。

イギリスにおけるSRIの投資家は女性が三分の二弱です。若く、またソーシャルワーカーや教師などの専門職が多いそうです。SRIの投資家の台頭は女性の経済的独立と関係があるのではというのがペニーさんの仮説です。「街を歩いている普通の人は、投資家、消費者としての自分達の潜在的な影響力の大きさに、まだ気づいていない。年金や保険会社のファンド、預金もこれらはみな、この人たちのものなのです。」と、熱をこめて語るペニーさんが、ポンドを背負ってダウニング街(イギリスの首相官邸のある場所)に立つのも、遠くないかもしれませんね。(ペニーさんは緑の党の活動家です)