株式会社グッドバンカー
ワールドエコレポート

クールジャパンはエコ?

March 2004

日本製の自動車や家電製品などの環境効率性は世界的にも認められていることですが、ここにきて、食生活を含む日本のライフスタイルや文化そのものも、エコロジーの観点から注目を集めているようです。

日本の食文化とかかわりが深い食材のひとつに大豆がありますが、大豆に含まれているイソフラボンなどの植物性生理活性物質には、緩やかな女性ホルモン作用があります。パリジェンヌの間では、若さを保ち、更年期障害を軽減するということで、最近豆腐やミソスープが大人気だそうです。

ご存知の通り、大豆は「畑のタンパク質」と言われていますが、同じタンパク質でも、ビフテキよりも大豆製品の方がヘルシーです。その理由としては、ビフテキはタンパク質と同時に脂肪も摂取してしまうということ、そして、単純に大豆に含まれるタンパク質の量がビフテキよりも多いということが挙げられます。また、大豆1キログラムを得るために要するエネルギーと、牛肉1キログラムを得るために要するエネルギーを比較しても、大豆の方がはるかに効率がよいので、環境に優しい食材であるとも言えましょう。

先日、日本で禅の修行をしたという若いアメリカ人ビジネスマンと話をする機会があったのですが、「資源を大事に使い、廃棄物を出さずに本当に必要なものだけを取る」という禅の修行について「人生に対する態度」にもつながるものであり、これこそエコロジーであると語っていました。少し、面映ゆい気もしますが、生活習慣の欧米化が進む中で、むしろ外国から伝統的な日本の文化や食生活に、新しい光をあてられているような気がします。

欧米メディアで喧伝されている、クールジャパン(かっこいい日本)のイメージはさまざまですが、ここに是非、「エコロジー」の印象を付け加えたいものですね。