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「ここに陸終り、海始まる」 ~洋上発電の世界 ~March 2005
「ここに陸終り、海始まる」 実は、すでに国内の電力需要の約17%を風力発電でまかなっているデンマークで興味深い動きがあります。北海道より狭い国土に約6,500基もの大型風車が林立し景観や騒音の問題が出てきて、陸上に新たな風車の設置が禁じられています。このため海への進出が始まり、最近では、2メガワット風車が80基も並んだ大規模な洋上風力発電設備が2箇所も設置されました。他にも、イギリスでは、2004年に1メガワットの洋上風車が700本建ち、ドイツでは、 2005年に1,200本、2006年には1900本建てると言われています。日本の風力全体が700メガワット程度であることを考えると、いかに諸外国で、急速に洋上発電が進んでいるかがわかりますね。 一般的に、海に出ると、風そのものが強くなると同時に、安定してくると言われ、また、洋上風車の土台が海底で漁礁のように働いて、海洋生物が生息したり、浅い海域で目印となって、船の航行を助けるとか、さらに、観光資源になるなどの付加価値がつくという意見もあります。海に囲まれた広大な海岸線を持つ日本は、実は、洋上発電にとってはきわめて恵まれた立地条件なのかもしれません。 牛山先生は、造船業の伝統を持ち、海上油田のリグなど、洋上に構築物を建設するすぐれた技術を持っている日本が、洋上風車の分野でも競争力を持った製品を生み出せるのではないかと期待しておられます。今後、日本で洋上発電を促進し、技術を蓄積することが、世界に貢献し、日本のプレゼンスを高めることになるかもしれません。ただし、「ここに海始まる」ためにも、そのかみのエンリケ航海王子のようなリーダーが待たれる日本です。 |
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