株式会社グッドバンカー
ワールドエコレポート

ヨン様も3R?

April 2005

廃棄物の処理に際して、いわゆる3R(リデュース・リユース・リサイクル)の重要性が言われています。そして、その中でも特にリデュース(排出抑制)とリユース(再使用)の推進が必要です。日本において、家庭から排出される容器包装廃棄物とそれを含む一般廃棄物の総量がなかなか減らない中、お隣の韓国では興味深い取組みが進んでいます。このことについて、国際的環境NGO、FoEジャパンが、昨年12月2日の中央環境審議会で紹介しています。そこで、今回は「くらしとまちづくりプログラム」ディレクターの瀬口さんのお話を以下のようにまとめてみました。

「韓国についてご紹介させていただきたいと思います。先進事例としては、ドイツや北欧はよく挙げられるのですけれども、日本にもっと近い国という形で、注目できるのではないかと思います。韓国は、日本同様に大量消費、大量廃棄という形で、さらに焼却よりも埋め立てが基本でしたので、ごみの処理には非常に困っています。それで根本的な発生抑制が必要ではないかということでできたのが、資源の節約と再活用に関する法律というものです。この中で、使い捨て容器に関する規制も法律で定められています。これは、業種ごとに無料で提供してはいけないとか、使ってはいけないというようなものを定めているもので、レストランであれば使い捨てのお皿とかコップとか、ホテルであれば1回だけの歯ブラシとか、デパートやスーパーであればレジ袋は無料で提供してはいけなくて、 20ウォンで販売すると定められています。しかしながら、そういったことでなかなか効果が上がらないことに関しては、企業が自主協定を結び、環境省との間に約束を交わして削減の努力をしています。まず、ファストフード、コーヒーショップチェーンについては、例えばお店の中ではリユースの容器を使って、テイクアウトの使い捨て容器に関してはデポジット制にするというもので、これはマクドナルドとか、ケンタッキーとか、スターバックスとか、そういった大手のチェーンが入っています。また、デパートやスーパーのレジ袋に関しては、法律では20ウォンと定めているのですけれども、なかなか効果が上がらないということで、50ウォン、しかもデポジット制にするという形をとり、さらにそれマイバックを奨励するためのインセンティブ、マイバックを持ってきたら割引するということを併せて行うというものです。こういったことは、韓国のごみ問題に取組んでいるNGOが積極的に企業に働きかけて、環境省との間を仲立ちをして、進められたものです。」

日本の中年女性の希望の星、あのヨン様もスターバックスでデポジットを払って、テイクアウトをしているかもしれません。現在、韓流がブームですが、3Rの面ではどうなのか、関心がありますね。

参考資料:FoE Japan くらしとまちづくり http://www.foejapan.org 中央環境審議会(2004年12月2日)議事次第